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お知らせ : 広島と「平清盛」〜ゆかりの地をご紹介〜

掲載日時: 2011年12月01日

 2012年のNHK大河ドラマは「平清盛」。
 平安時代後期、武士として初めて太政大臣に任じられ、武家社会の基礎を築いた平清盛は、厳島神社の大造営をはじめ、広島に深いゆかりを持つ人物です。放送にあわせて県内各地では清盛に関する催しが企画されるなど、大きな盛り上がりをみせています。県内に残る清盛の偉業や足跡の数々。放送とともに楽しんではいかがでしょう。

 清盛ゆかりの地として特に有名なのは厳島。清盛は厚い信仰のもと、今も当時の姿をとどめる「厳島神社」を造営しました。平安時代の貴族住宅に用いられた寝殿造りを取り入れた荘厳華麗な社殿。海上に建ち、背景の山と一体のなった景観。その配置の妙は平清盛の構想によったものといわれています。厳島は、清盛や平氏一族の度重なる参詣によって、脚光を浴びるようになりました。そのため、平氏滅亡後も厳島は、瀬戸内海域における文化の中心的な位置をしめたのです。

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 ひろしまの礎 「平氏と厳島神社」歴史文化―史跡 「厳島神社」
 生活文化―建物「厳島神社の社殿」自然文化―自然・景観 「厳島」

清盛の伝説が今も残る音戸の瀬戸。日宋貿易に注目した清盛は、瀬戸内海航路の整備に力を入れました。そのため、1165年に音戸の瀬戸を開削したと伝えられています。工事を急いだ清盛が金の扇を開いて、西に沈む太陽を中天に招き返したというのが「日招(ひまねき)伝説」。音戸の瀬戸開削800年を記念して1967年には、高さ2.7メートルの伝説さながらの銅像が建立されました。

詳しくはこちらをどうぞ
 歴史文化―史跡 「音戸の瀬戸」
 生活文化―道「瀬戸内海航路」
 自然文化―花と木 「音戸の清盛松」

 また、2012年1月14日(日)には、宮島歴史民俗資料館(廿日市市)が、清盛とともに宮島の魅力を紹介する「平清盛館」をオープン。同日、おんど観光文化会館「うずしお」」(呉市)が、ドラマの撮影に使用した和船や衣装を展示する「平清盛音戸の瀬戸ドラマ館」をオープンします。さらに行政、関係団体、民間企業等で構成する大河ドラマ『平清盛』広島県推進協議会では、広島県をアピールしようと様々なキャンペーンを展開中。目印は、公募で選ばれたキャラクター「ひろしま清盛」。この機会、広島の魅力を再発見するチャンスです!!

 「ひろしま文化大百科」では、さまざま清盛ゆかりの文化資源を紹介しています。こちらもぜひご覧ください。