文化をめぐる−広島県の文化資源−

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厳島(いつくしま)

 広島湾の西南部にある周囲30キロメートルあまりの花崗岩の小島で、全島緑に覆われている。急峻な山麓が海岸線にせまり、平地に乏しい。主峰の弥山(みせん)は海抜530メートルで、山頂付近には巨礫が累積して特別な景観を醸し出している。この一帯が、古来山岳信仰の対象となったことがうなずける。現在、求聞持堂(ぐもんじどう)・三鬼(さんき)堂・不消霊火(きえずのれいか)堂などの諸堂があり、弥山の七不思議伝説も付着している。
 弥山の北斜面はモミ、ツガ、クロバイ、ウラジロガシなどが繁茂し、原始林的様相を保っている。その麓に厳島神社があり、朱塗りの社殿が海中に浮かぶ。海上からの景観は特に素晴らしく、その自然と人工の調和美は、近世以降「日本三景」の1つとたたえられた。
 厳島神社の周辺には、塔婆・経堂など仏教建造物も混在しており、かつての神仏混淆(こんこう)の様相をとどめている。社殿の創建は推古時代といわれるが、現在の規模になったのは平安末期で、平清盛とその一門の信仰によるところが多い。中世中頃から人々が定住をはじめ、門前町・港町として繁栄することになった。
 現在は、港に近い東町に旅館や商店が多く賑わっているが近世以降のことで、それ以前は西町が発達していた。
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