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イベント : ひろしま考古学講座IX(2020)〜考古学おいでまいど(オンデマンド On Demand)2〜

掲載日時: 2021年07月01日

考古学は、遺跡や遺物などの出土した資料から、人類の活動とその変化を研究する学問です。
(公財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室(広島市西区)では、古代の遺跡や集落、中世の山城、近世のたたら跡などを発掘調査し、広島県の歴史を明らかにする貴重な資料を蓄積・研究しています。その発掘調査の研究成果を多くの人に解りやすく紹介する公開講座を毎年開催しています。

今回紹介するのは、ひろしま考古学講座『考古学おいでまいど』。過去に開催した際の参加者アンケートから、要望(OnDemandオンデマンド)の多かったテーマや事柄に焦点をあて、気軽に参加してもらえるよう名付けられた講座です。昨年度予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となり、令和3年7月毎週土曜日に広島県立美術館(広島市中区)にて開催されます。
考古学ファンはもちろん、建築や日本刀などに関心をお持ちの考古学に触れたことがない方にとっても興味をかきたてられるラインナップです。“モノ”を通して解き明かされる歴史の数々。これまで知らなかった広島県の歴史に出会えるかもしれません。ぜひご参加ください。

ひろしま考古学講座IX(2020)〜考古学おいでまいど(オンデマンド On Demand)2〜
【日程・テーマ】
●7/3(土)埋蔵文化財からみた呉の海軍関連遺構
講師:荒平 悠(呉市文化スポーツ部文化振興課)
●7/10(土)庄原の前方後円墳―最近の調査から―
 講師:稲垣 寿彦(庄原市教育委員会生涯学習課)
●7/17(土)鋸と日本刀―古代の鍛冶技術の革新―
 講師:伊藤 実((公財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室)
●7/24(土)世羅台地の考古学―古代から中世にかけての世羅台地―
 講師:林 光輝(世羅町教育委員会社会教育課)
●7/31(土)古代郡衙の謎に迫る―「日本霊異記」記載の三谿郡の考古学―
 講師:和田 崇志(廿日市市教育委員会生涯学習課)

【会場】広島県立美術館 地下1階講堂(広島市中区上幟町2番22号)
【時間】14:00〜16:00(開場13:30)
【申込方法】電話・FAXまたはホームページのお問合せフォームから(公財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室へお申込みください。
※お申込みにあたっては、参加される講座、名前(ふりがな)、住所、電話番号等の必要事項があります。詳しくはこちらをご覧ください。→チラシ
【申込期限】先着順(定員になり次第締切)
【定員】120名
【申込・問合せ先】(公財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室
電話:082-295-5751 FAX:082-291-3951
〒733-0036 広島市西区観音新町4丁目8-49

《参考情報》
ひろしま文化大百科では、県内の遺跡や城跡などの文化資源を紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。
ひろしま文化大百科 史跡
世羅町に関する史跡
「日本霊異記」に関連『寺町廃寺跡』