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イベント : 広島から東日本を応援!!〜広島県立美術館の歩みをとおして

掲載日時: 2011年04月28日

3月11日金曜日 突然の大地震が東日本を襲いました。
あれから1カ月以上が経ち、一日も早い復興が望まれています。

昭和20(1945)年、原爆投下により一面焼け野原になった広島。破壊と喪失を経て、復興を遂げた広島の歩みの中で、文化復興の歴史を所蔵作品とともに振り返る展覧会が広島県立美術館でスタートしました。

 東日本大震災復興支援特別展 復興への願いを込めて〜コレクションで辿(たど)る広島県立美術館の歩み〜」は、4月21日(木)から6月12日(日)まで広島県立美術館(広島市中区)で開催されます。広島の文化復興の歴史を、広島県立美術館の歴史と重ね合わせ、その代表的な所蔵品や写真資料を通して多角的に紹介するもので、収益金は被災地復興支援のための義援金に充てられます。
 広島県立美術館では、これまでも文化と街の変遷をたどる「廣島から広島 ドームが見つめ続けた街展」(平成22年8月5日(木)〜9月20日(月・祝))など、広島の復興をテーマとした企画展を開催しています。
 被爆後、人々が文化活動を取り戻す中で沸き起こった美術館建設運動。昭和43(1968)年、所蔵品ゼロからスタートした広島県立美術館。
広島ゆかりの作家などからの寄贈により少しずつ成長するコレクション。平成3(1991)年には、広島県立美術館整備基本計画が策定され、21世紀に向けた新たな整備により、コレクションは飛躍的に充実しました。平成8年にリニューアルオープンし、私たちに芸術文化の素晴らしさを伝えてくれています。
 広島復興の足跡を辿ると、人々が生きていくことに欠くことのできない存在の一つに美術があると気づきます。
 
 復興への願いを込め、広島が経験した復興の道を振り返ってみませんか?
 会場では、募金箱を設置し募金の呼びかけも行っています。この展覧会を通じて、被災者の皆様へエールを送りましょう。

東日本大震災復興支援特別展
 復興への願いを込めて〜コレクションで辿る広島県立美術館の歩み〜

■期間:4月21日(木)〜6月12日(日)
■開館時間:午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
■休館日:月曜日(5月2日は開館)
■入館料:一般500円(団体400円)/大学生300円(団体240円)/高校生以下無料
※団体は20名以上
※障害者手帳をお持ちの方や65歳以上の方、県内の大学に在学する留学生などは無料(証明になるものの提示が必要です)。
※東日本大震災により被災された方は無料。受付にお申し出ください。
※本展入館券で所蔵作品展もご覧いただけます。

ひろしま文化大百科 生活文化 建物編では、広島美術館について紹介しています。→
http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/newdb/detail.php?id=604