広島県の文化資源画像

酒蔵のある町並み(さかぐらのあるまちなみ)

 安芸西条は、灘、伏見とともに、酒都として、全国的に知られる名醸地。現在、西条酒造組合に
11社が加盟し、酒蔵の数21をかぞえる。
 この酒蔵で、西条の酒は生まれる。きめがこまかで、濃醇、うま味がある。それに飲みあきしないという高い評価の西条酒は、数百年の歴史と伝統をもち、選び抜かれた良質米と、西条盆地に湧き出ずる珠玉の水。それに、広島杜氏のすぐれた醸造技術で磨き抜かれた一つの芸術作品である。
 JR山陽線、山陽道を走る車窓に、白壁塗りの酒蔵、ひときわ兀立する赤煉瓦造りの角煙突、赤瓦の屋根が望まれ酒どころを象徴し、目を楽しませてくれる。
 酒蔵が立ち並ぶ町に一歩入れば、芳醇な酒の香りがただよい、酒蔵から酒蔵へと足を誘われる。白壁塗りの下部は、菱格子に黒塗りされ、ところどころに鎧格子の小窓が見える。大きな蔵の妻や入り口の上方には、杉玉が吊るされ、敬虔(けいけん)な蔵人たちの祈りがこめられている。
 酒蔵の庭には、「延宝井戸」とか「神泉井」などと彫られた標柱の立つ井戸があり、水神がまつられ清浄感が漂っている。
img94.jpg

前のページへ戻る