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重い車
(おもいくるま)
文沢隆一「重い車」は、原爆で両親を失って廃址の中に取り残され、じいさんと二人で暮らす少年の目を通して見た、戦後の種々相を描いた作。雑誌「群像」に発表され、群像新人賞を受けた。
「サッキマデ、人ノ住ンデイタ街ハ四キロ四方ニ飛散ッテシマッテ、オラハ人ノ住マナカッタ土ノ上ニ転ガサレテイル」そして、皮をはがれた馬や犬がいて「シッカリ頑張ッテネ・・・敵ハモウコナイヨ・・・戦争ハマダ続クノ・・・オ水チョウダイ」とそれらはいう。
この作品の背景は「倒れた石の柱やれんがのくずの盛上がった土くれといっしょに、赤さびたトタン張りの小屋が生えたように建って」いた焼け跡の一帯。そこに懸命に生きつづけようとする人々の姿に「いかにしたら原爆から立上れるかを描きたかった」と作者は語っている。
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