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イベント : 古保利薬師春祭り

掲載日時: 2018年03月03日

 4月1日(日)に北広島町にて、お釈迦様の生誕を祝う「古保利薬師(こおりやくし)春祭り」が開催されます。当日は国の重要文化財でもある、平安初期の薬師如来など12体が無料で拝観できるほか、弓道演武、子ども相撲、子ども神楽団による神楽、餅まき等、イベントが目白押し。バザーも開催され、一日中楽しむことができます。

 古保利薬師は9世紀始めに弘法大師によって建立された真言宗古保利山福光寺(現廃寺)と伝えられており、中世になると、後に戦国大名となった吉川氏の菩提寺として栄えましたが、吉川氏がこの地を去った後は衰退し廃寺となりました。

 正面の参道上の山門には、木造金剛力士立像2体(町指定文化財)があり、山門の正面に古保利薬師収蔵庫が設置されています。庫内には24体の仏像が安置されており、いずれもおよそ千百年を経た木造一木造りの仏像です。うち12体が国の重要文化財に指定され現在に至ります。

 収蔵庫裏手の林の中には、5〜6世紀にかけて営まれた前方後円墳を含む50基余りの古墳が分布する、「古保利古墳群」があり、暖かくなるこの季節、散策するのもおすすめです。江戸時代から続くと伝わる「古保利薬師春祭り」。この機会にぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

【古保利薬師春祭り】
日時:2018年4月1日(日)9:30〜15:10
場所:北広島町古保利 古保利薬師境内
入場:無料
※当日、国の重要無形文化財12体が無料で拝観できます。
お問合せ先:(一社)北広島町観光協会 0826−72−6908
■巡回無料バス運行
運行時間:9:30〜15:30の間、概ね40分間隔
停車場所:道の駅、サンクス、古保利薬師境内
※境内地での駐車には限りがあります。境内地以外には、春木バイパス側境内地進入路入口付近の駐車場をご利用ください。