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イベント : みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)春の展示会『ひろしま 遺跡再発見!―広島大学考古学研究室のあゆみとともに―』

掲載日時: 2017年05月01日

 みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)(三次市)では、4月21日(金)から6月11日(日)まで、春の展示会「ひろしま 遺跡再発見!―広島大学考古学研究室のあゆみとともに―」を開催します。広島県の考古学研究をリードしてきた広島大学考古学研究室に収められている貴重な資料を中心に、広島県の歴史や文化の特色をわかりやすく紹介します。

 広島県における本格的な考古学による歴史の調査・研究は,昭和40(1965)年に開設された広島大学考古学研究室によって始められました。この研究室によって調査された遺跡は、洞窟や岩陰に1万年以上にわたる人々の暮らしを刻んだ地層が重なる庄原市の「帝釈峡遺跡群」、広島県最大の前方後円墳である東広島市の「三ツ城古墳」、弥生時代の年代をきめる上で指標となる土器が見つかった三次市の「塩町遺跡」など、県内各所に存在します。

 今回の展示会では、広島大学考古学研究室がこれまでに発掘調査を行った各時代の重要な遺跡から出土した石器・土器などの考古資料や、広島県立歴史民俗資料館が所蔵する普段は公開していない考古資料などをとおして、広島県の歴史や文化の特色を紹介します。

第1章「広島大学所蔵資料から見る広島県の原始・古代」
トピック展示(1) 広島と鉄づくり
トピック展示(2) イラン考古学と広島大学
第2章「中国自動車道・三次工業団地の造成で見つかった遺跡と遺物」

(広島県立歴史民俗資料館学芸課長 田邊英男)

※写真説明
中小田第1号古墳(広島市安佐北区)と同古墳出土三角縁神獣鏡(広島大学考古学研究室 蔵)

『ひろしま 遺跡再発見!―広島大学考古学研究室のあゆみとともに―』
【会期】4月21日(金)〜6月11日(日)
【時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館】毎週月曜日(5月1日は開館)
【会場】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)(三次市小田幸町122)
【料金】一般200(160)円、大学生150(120)円、高校生まで無料
※( )は20名以上の団体料金
【問合せ先】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)0824-66-2881

◆関連行事
1.記念講演会(1)(文化財講座1)「広島大学と広島の考古学」
日時:4月22日(土) 14:00〜16:00 
講師:古瀬清秀(広島大学名誉教授)
2.記念講演会(2)(文化財講座2)「ひろしまの考古学を彩る人々」
日時:5月20日(土) 14:00〜16:00 
講師:後藤研一(広島修道大学非常勤講師)
3.展示解説会
日時:4月30日(日)、5月28日(日) いずれも14:00〜15:00 
解説:広島県立歴史民俗資料館職員
◆関連イベント 
国際博物館の日記念行事 ふどきの丘春まつり「昔・むかしの体験イベント大集合!」
日時:5月14日(日) 10:00〜15:00
内容:勾玉作りや衣装体験など、県内外から歴史体験イベントが大集合します。