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イベント : 「小佐木島(こさぎじま)特別展示会」TIDE WATER 千住博×柳幸典 コラボレーション小鷺島Bio-Isle Project

掲載日時: 2015年04月01日

 小佐木島(三原市)では、代表作「ウォーターフォール」でベネチア・ビエンナーレ絵画部門の名誉賞を受賞した日本画家・千住博さんが、小佐木島をイメージして制作した「タイドウォーター」の展示をはじめ、自然と一体となった絵画展を、5月5日(火)まで開催します。小佐木島の豊かな自然と芸術作品が織りなす、ここでしか味わえない魅力を感じることができます。

 三原市にある小佐木島は、新幹線の三原駅から徒歩5分の三原港より高速船で13分、合計18分で行くことのできる、日本で新幹線の駅から最も近い離島です。島には塗装された道が周囲3.2キロメートルあり、徒歩1時間以内で一周することができます。明治27年に造られた灯台は今も現役で航路を照らし続けており、大正から昭和初期にかけて木造船の造船で賑わった当時の神社が今も残っています。また、三原市の名誉市民である新藤兼人監督の映画「裸の島」のロケ地となった宿祢島(すくねじま)を間近で見ることのできる位置にあります。今回、この小佐木島を舞台に5月5日(火)まで、絵画等の展示会を開催しています。

 展示は、アートによる環境・地域再生に取り組んでいる現代美術作家・柳幸典氏とデザイナー・八木健太郎氏が、「集落再生プロジェクト」として手掛けた再生古民家「ビオハウス」で行われ、日本画家・千住 博氏が小佐木島をイメージして描いた作品「タイドウォーター」と代表作「ウォーターフォール」の2作品を展示しています。
その他、小佐木島をもっと楽しむため、小佐木公民館では新藤兼人監督の映画「裸の島」無料上映会(DVD)や、臨時店舗「しまの幸」お土産店オープンなど、様々なイベントも開催しています。また、三原市民ギャラリーでは、4月8日(水)まで、水野晃一作「海」や田中猛作「初夏の剱と早月渓流」など、海や島に関係した絵画作品も展示しています。

 潮目により川のように流れる柄鎌瀬戸から自然海岸が多く残る里海を探索したり、あたたかい島の人たちや魅力いっぱいの“弓張り砂浜”・“白い灯台”たちとの出会いを通じて、瀬戸内海の自然の豊かさや、里海の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。

■期間:3月28日(土)〜5月5日(火)9時30分〜16時
※三原市民ギャラリーは4月8日(水)まで
■会場:小佐木島(三原市鷺浦町)特設会場「BH1」「BH2」
※小佐木島へは三原港から高速船で約13分。会場へは港から徒歩約1分。
■関連会場:三原市民ギャラリー(三原市城町)、三原港
■入場料:無料
■問い合わせ先:小佐木島特別展示会事務局(三原市総務企画部政策企画課内)0848−67−6011
■交通・宿泊・周辺観光などの問い合わせ先:三原観光協会0848−63−1481

【関連イベント】
◎桜・裸の島&千住特別展鑑賞クルーズ
4月4日(土)・5日(日)・7日(火)・8日(水)・11日(土)・12日(日)
◎里海かおるクルーズ
5月2日(土)・3日(日)