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お知らせ : 広島が舞台 映画「ラジオの恋」

掲載日時: 2014年04月01日

2月に広島県内各地で上映された『ラジオの恋』。
好評につき横川シネマ(広島市西区)で再上映が決定しました!
広島を舞台に繰り広げられる心温まるファンタジー。
春の陽気に誘われて、撮影場所を巡ってみるのもいいかもしれませんね。

広島のよくある景色とそこに暮らす人々がスクリーンに広がる『ラジオの恋』。
広島が舞台のこの映画は、出演者も広島で活躍している人やゆかりある人と、広島がたくさん詰まっています。今回、この映画を手がけられた時川英之監督にお話しを伺いました。

■長く海外で活躍された後、再び目にした広島はどうでしたか?
広島が地元なので、落ち着いて映像制作をしたいということもあり戻ってきたのですが、久しぶりに見る広島の街の風景はとっても素敵で川が沢山あるせいか、時間によって色が変化するし、緑も多いのでいろんな絵になる風景があると思いました。
東京や海外であちこち撮影していたのですが、広島で撮影するのは「ラジオの恋」が初めてだったので初々しい気持ちでした。海や山、川や街など、いろんな風景がコンパクトに詰まっていて撮影もしやすかったし、何より広島の人が撮影に対してとても寛容なので驚きました。

■“ラジオ”でつながる人々の姿を描こうとしたのは?
広島に戻ってすぐ映画企画をやることになり、主演の横山雄二さんとプロデューサーと居酒屋で何度もお話しました。その中で、やはりアナウンサーである横山さんのラジオの話が面白く、横山さんがラジオをやっているという設定をそのまま映画にしてはどうかと思いました。それで、広島の人の温かさや、広島らしい人の繋がりを描いたポップな話にできないかと思い、ラジオをやめようとするラジオパーソナリティーの周りに起こるファンタジーを考えました。横山さんの俳優としての魅力もスクリーンに大きく展開されていると思います。

■今回、好評につき再上映とのことで、すでに多くの方がご覧になっていますね。上映後のご感想を教えてください。
広島の映画ということで見てくださった方が多かったです。映像の技術的な進歩で、小さな規模の映画に出来ることは近年大きくなっています。小規模の作品ながら、広島の特徴を出し、観てもらって喜んでいただける作品が出来ればと思います。今後、東京や他の都市でも上映を予定しています。より多くの人に広島ってこんなに素敵な街だと感じて欲しいです。

『ラジオの恋』が馴染みある広島の景色を特別な場所に変えるかもしれません。
まだの人も、すでにご覧の人も、この機会をお見逃しなく!


【時川英之監督 プロフィール】
1972年生、広島出身。海外TV局でプロデューサー/ディレクターを務めた後、日本に戻り、ドキュメンタリー、映画、CMなど幅広いジャンルの映像作品を手がけ多くの受賞歴を持つ。その国際色豊かな経験からユニークな作品を作りだしている。

【上映時間】
《第1週》 2014/3/29(土)〜4/4(金)12:40/20:10
《第2週》 2014/4/5(土)〜4/11(金)12:40/18:30
《第3週》 2014/4/12(土)〜4/18(金)12:40/20:10 ※12日は12:40のみの上映

【場所】横川シネマ(広島市西区横川町3-1-12)

【問合せ先】082-231-1001
http://yokogawa-cine.jugem.jp/