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イベント : 宮島水族館 ラムサール条約登録湿地1周年記念特別企画展「ミヤジマトンボのキセキ」

掲載日時: 2013年11月01日

 特殊な湿地にしか生息することができず、世界で宮島と香港にだけ分布している、ミヤジマトンボ。生息地の一つである宮島は、2012年7月に「ラムサール条約湿地」に登録されました。そこでこの度、宮島水族館では登録1周年を記念し、企画展を開催します。

 ミヤジマトンボは、シオカラトンボの仲間で、成熟した雄は腹部と胸部が青白い粉で覆われています。流路で海とつながっており、満潮時に海水が流入し、干潮時に干潟となる特殊な湿地に限って生息する絶滅危惧種です。宮島内では汽水域という特殊な環境の4箇所でのみ生息しています。絶滅が心配されるため、「ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会」が保護活動に取り組んでおり、2012年7月には、宮島内の生息地を含む沿岸部の一部が「ラムサール条約湿地」に登録されました。その登録1周年を記念し、この度宮島水族館では、ミヤジマトンボを絶滅させないために、みんなで考え、気持ちをひとつにする企画展が開催されます。

 企画展ではミヤジマトンボの生態や、シオカラトンボとの比較、同じ場所に生息する希少昆虫類を写真やイラストで分かり易く紹介してくれます。
また、幼虫の生体展示や成体の標本展示もあり、実際の大きさの20倍の雄の巨大オブジェも登場!!この巨大オブジェは一緒に写真撮影をすることもできます。その他、ミヤジマトンボキャラクターのクラフト体験コーナーや、特別講演会もあります。秋が深まるこの季節、宮島生まれで宮島育ち、宮島をこよなく愛するトンキーとアッキーと一緒にミヤジマトンボについて学んでみてはいかがでしょうか?

ラムサール条約登録湿地1周年記念特別企画展「ミヤジマトンボのキセキ」
■開催期間 2013年11月1日(金)−12月5日(木)
■開館時間 9:00−17:00(最終入館は16:00)開催中無休
※宮島水族館の入館料でご覧いただけます。
■宮島水族館入館料 一般1400円(1120円)、小・中学生700円(560円)、幼児400円(320円)、4歳未満無料 ※( )内は20名様以上の団体料金。
■会場 みやじマリン 宮島水族館(廿日市市宮島町10−3)電話0829−44−2010

【関連イベント】
ミヤジマトンボキャラクターのクラフト体験コーナー「トンキー&アッキーをつくろう!」
ミヤジマトンボのキャラクター「トンキー&アッキー」のクラフトを体験できるコーナーです。クラフトはお持ち帰りいただけます。

特別講演会「ミヤジマトンボのはなし〜宮島に生き残ったわけ〜」
■講師 坂本充氏(広島市昆虫館学芸員)
■日時 2013年11月23日(土)・24日(日)13:30−14:30
※開演1時間前よりレクチャールームにて整理券を配布します。
■場所 宮島水族館 1階レクチャールーム
■参加料 宮島水族館の入館料でご参加いただけます。
■定員 各日40名