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三次人形(みよしにんぎょう)

 三次デコ(土偶)とも言い、顔をはじめ全体がピカピカと光る独特なツヤを持つことから「光人形」とも呼ばれている。素朴さの中に華やかさを持つ土人形である。
 浅野長治が家臣の家に子どもが生まれると土人形を贈って祝福したという言い伝えがあり、今でも子どもの初節句に、男子には「天神」、女子には「町娘」などを贈る習わしがある。
 人形の大きさは10〜30センチで種類はいろいろある。その中でも、古来三次地方には天神信仰で天神さんをまつる風習があり、天神デコができたと言われ、天神様が緑の松を背にした「松負い天神」はよく知られている。
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