広島県の文化資源画像

忠海八幡神社のモッコク(ただのうみはちまんじんじゃのもっこく)

 両側にクロマツのかなりの大木が数本覆いかぶさるように生えている緩やかな石段を上り、さらにもう一つの石段を上って拝殿の前に出ると、先ず右手に大きなクスノキ2本が目につく。社殿をとり囲むようにして常緑広葉樹が優占する社叢(しゃそう)が発達しており、特に社殿右側から後部にかけてモッコクが多く見られる。本社叢は、昭和11年(1936)に国の天然記念物に指定された。 
 指定当時のモッコクの総数は約60本であった。それらのうち、目通り幹囲1.2メートルを超えるものが10本近くあると記録されている。
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