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向島の花(むかいしまのはな)

 夢とロマンを呼ぶ「花とオゾン」の里、向島は、昔「歌島郷」といわれたところ。室町時代中頃、向島と呼ぶようになった。
 平均気温15度、年間降雨量1,100ミリ。温暖寡雨の気候と、風光明美な瀬戸内の自然に恵まれて、花や果物の里として有名。昭和25年(1950)頃、キンセンカ、ヤグルマギク、キク、28年(1953)にはカーネーション、38年(1963)にストックが栽培され始め、近年はカスミソウ、スターチス、バラ等の洋花の栽培も盛んである。
 昭和40年(1965)頃導入された洋ランも、市場性の高い年末出荷をねらい、シンビジューム主体に栽培されている。シクラメンの栽培も先進地として知られ、県内最大規模の生産者がいる。昭和55年(1980)頃から棕櫚竹(しゅろちく)の産地化も進んでいる。
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