文化をめぐる−広島県の文化資源−

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帝釈峡のモミジ(たいしゃくきょうのもみじ)

 帝釈峡は、旧神石町(神石高原町)と旧東城町(庄原市)との境界を流れる帝釈川が、吉備高原の一部である帝釈台を浸食してできた峡谷である。主として古生代に形成された石灰岩よりなり、両岸に断崖がせまるU字谷で、石灰洞、天然橋など、特異な石灰岩地形が所々に見られる。古くからの遺跡も多く、生物学的にも貴重な地域で、ここに生息する動植物は、種類が豊富であるうえ、特色が著しく、数多くの珍稀な種類を含んでいる。
 谷の斜面下部や底部の渓流辺には、ケヤキ、アサダ、オニイタヤ、コクサギなどが優占する落葉広葉樹林が発達する。この林には、前記オニイタヤの他、ヤマモミジ、イロハモミジ、ハウチワカエデ、カジカエデ、ウリカエデ、ミツデカエデ、メグスリノキ、チドリノキなど、モミジの仲間(カエデ属)が多く、秋の紅葉が美しい。普通紅く色づくが、オニイタヤやチドリノキは黄色になる。谷斜面上部の乾燥した岩地には、この地域特産のタイシャクイタヤが生育する。これらの種類の中には、チドリノキのように、翅のある果実を見ない限りモミジの仲間とは思えない形の葉をもったものがある。
 早春、葉が芽生えはじめの林内や林縁には、ニリンソウ、ヤマブキソウ、ホタルカズラなどの美しい草花が咲き乱れる。
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