広島県の文化資源画像

竹林寺の竹群(ちくりんじのたけむら)

 竹林寺の前庭には、竹林が豊かに広がっている。平安時代初期の学者として知られる小野篁ゆかりの竹林寺に、新緑に彩られたタケがどこまでもつづくのは、中国の「竹林の七賢人」 から想われるような、タケの精の清々しさ、きよらかさを好んだことに由来するのであろうか。真っすぐに伸びた竹林の長閑(のど)かな広がりが散在する竹林寺や旧河内町(東広島市)のそこかしこには、日本人の気性にフィットしやすく懐かしみを誘う景観が、今も色濃く残っている。
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