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灰ヶ峰
(はいがみね)
呉市の背後、北方口にそびえる標高702メートルの山。呉市のシンボルともなっている山で、山頂に気象レーダーがある。
登山道も整備されており、山頂からの呉市の眺望がすばらしい。東洋のナポリといわれている美しさを、この山頂から満喫できる。
呉市の背後はかなり高い山が海にせまっている。これは石英斑岩や花崗斑岩など、かなり堅い岩質から山地が形成されているためである。また断層によって、山地の前面は深い溺れ谷となり、断崖となって、天然の良港を形成している。
灰ケ峰は焼山とともに、古くは焼畑が行われたのであろうか。また、瀬戸内海航行の目じるしとして、のろしを上げたのであろうか。いずれにしても、興味ある地名である。名前のせいか、春先、山火事が頻発し、植生は雑木林かアカマツの二次林となっている。
呉市内から手軽に行けるので、ハイキングや散策に適している。
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