文化をめぐる−広島県の文化資源−

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仏通寺周辺(ぶっつうじしゅうへん)

 旧御調郡久井(くい)町羽倉(はくら)(三原市)付近に発する仏通寺川は、三原市内に入り急に高度を下げ、旧豊田郡本郷町(三原市)で沼田(ぬた)川に合流する。この区間流域は仏通寺谷といわれ、県内有数の深山幽谷の趣を醸し出している。また、三級滝などの奇岩名勝が点在する。
 仏通寺は、応永4年(1397)当地沼田荘地頭(じとう)小早川春平が、愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)を招いてこの谷に開創した臨済宗の大寺で、寺号は、周及の師仏通禅師に因んでいる。中世後期には、山内88ケ寺、末寺3,000を有するなど隆盛をきわめたが、その後、再三の火災と興亡を経て現在に至っている。境内中央から少し離れた所に建つ含暉院(がんきいん)地蔵堂と開山(かいさん)堂は創建当初の姿を伝えている。
 高さ20メートルに達するイヌマキは周及のお手植えと伝える。うっそうとした老杉に囲まれた境内には、伽藍(がらん)が建ち並び、落ち着いたたたずまいをみせている。また春は桜の、秋は紅葉の名所として有名であり、四季を通じて訪れる人が多い。付近にはキャンプ場があり、中国自然散歩道の要所にもなっている。境内から登ったところにある大峰(おおみね)山(海抜610メートル)は、東3キロメートルのところにある竜王山(665メートル)を合わせて、仏通寺御調(みつぎ)八幡宮県立自然公園に指定されている。
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