高見山（たかみやま）
| �犢盡�山から 見た瀬戸の 夢の小島や 灯台岬 遠く山陽 本線はしる 旅の汽車さえ ただなつかしく 都の人を おもい出す″ これは「向島小唄」の一節である。高見山は、標高２８３メートル、村上海賊全盛のころは、格好の見張り所として利用されたところ。観光地、市民のいこいの場として登山者が多い。 頂上からの眺望は広く、南に四国石鎚の連山を望み、北に一衣帯水の尾道水道を挟んで、市街地を眼下に見る。東西の眺望は、東に岡山県西南部を、西に眼を転ずると、海路のはてに、船の往来はげしい海の銀座、大小の島々を一望に納める内海随一の展望で国立公園に指定されている。 山頂の一角には、巨大な「龍王神」碑が建っている。昭和８年（１９３３）７月に、雨乞いをしたおりの記念碑である。 この島の見どころは、「瀬戸のうたみち」にある。高見山展望台の南側から、立花の麓までの約１キロメートルの散策道に、瀬戸情景をうたった文人墨客の、短歌、俳句、漢詩などが、自然石に刻まれ、文学の香気を放っている。 |
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