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品の滝(しなのたき)

 品の滝は馬洗川の支流である滝川の上流にあり、県の自然環境保全地域(昭和57年(1982)指定)にある。
 この滝を形成している滝川は、頭士山(648.3メートル)を源流としており、流路延長わずか1.5キロメートルの中に、多数の遷急点(滝)がある。
 これらの滝の中の代表的なものが「品の滝」と呼ばれる滝である。
 品の滝は「一の滝」、「二の滝」、「三の滝」と呼ばれる3つの滝からなっており、一の滝の上流778メートルのところに二の滝が、さらに363メートル上流に三の滝がある。
 一の滝は高さ11メートルで落ち口幅3メートルの優雅な滝である。
 二の滝は、下流部は2.5メートルのなめら滝とその上の5.5メートルの垂直滝、さらに上流側の4個の小さな別れ滝からなっている。
 三の滝は高さ9メートルで5段に分かれている。
 また、三の滝の上流に鬼が橋と呼ばれる岩屋があるが、ここは、以前あった滝が崩れたものだと推測されている。
 これらの滝では四季を通じてさまざまな渓谷美を楽しむことができる。
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