文化をめぐる−広島県の文化資源−

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西城の十二号鉄橋(さいじょうのじゅうにごうてっきょう)

 中国山地の脊梁部を東北に向かって走るJR芸備線備後落合駅から道後山駅の間に、中国一高い鉄橋がある。芸備線小鳥原第一鉄橋(通称十二号)である。
 昭和11年(1936)に完成し、芸備線の全通をみた。高さ30メートル、全長146.2メートル。8本の橋脚が立ち、西城川の上流、小鳥原川と国道183号をまたがり、大きくゆるやかにカーブしている。
 移り行く山脈に目を奪われていると、列車の乗客は、この鉄橋に気づかぬことが多い。鉄橋の偉観は、小鳥原の集落から望む景観がよい。春の若葉、秋の紅葉の中に、兀立(こつりつ)する橋脚、冬の雪景色の景観には、思わずため息がもれるほどの驚きを覚える。
 8本の橋脚のうち5本は、重量圧を下げ支持力を強めるために、厚さ40センチメートルのコンクリートを側壁とし、中は空洞になっている。このあたり1,000分の25の急勾配で、道後山に登る列車の速力もゆっくりしている。蒸気機関車の時代は黒煙を吹き上げて、あえぎあえぎ鉄橋を渡ったものである。
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