広島県の文化資源画像

古鷹山(ふるたかやま)

 島中随一の秀峰である。つづらおりの登山小道をたどり頂上に登りつめて望むと、南方はるかに四国の石鎚連峰、西方には芸防国境が眺められ、眼下には波おだやかな江田島湾を小船が三々五々流れるように動いている。東方には灰が峰・野呂の連峰、さらに瀬戸内海に浮かぶ無数の島。春夏秋冬一幅の絵画である。
 昭和53年(1978)大山林火災で消失したが、島民あげての緑化活動の成果があがり、とくに4月から5月にかけてはサクラをはじめ、ゲンカイツツジ、エニシダなどが咲き乱れ、登山者の目を楽しませてくれる。
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