広島県の文化資源画像

龍頭峡(りゅうずきょう)

 龍頭峡は、本県にほとんど残されていないスギやヒノキの原生的天然林のなかで、唯一の残存地域ではないかと言われている。その他貴重な天然林や植物を保存するため、昭和48年(1973)に広島県自然環境保全地域に指定された。
 この龍頭峡には、「龍頭の滝」「奥の滝(犬戻りの滝)」の二つの滝があり、ここを訪れる人々を楽しませている。
 龍頭の滝は、天上山(972.6メートル)を源流としている三谷川とその支流との結合点に位置している滝であり、上段滝(約18メートル)と下段滝(約20メートル)の2段からなっている。
 この龍頭の滝より南へ約200メートル三谷川を上ったところに奥の滝がある。
 奥の滝の落差は、約22メートルである。
 龍頭峡には、入口に森林館があるほか、遊歩道なども整備されており、身近に自然にふれることができる絶好の場となっている。
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