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平和記念公園に架かる橋
(へいわきねんこうえんにかかるはし)
平和大橋、西平和大橋、この2つの橋は、対日援助見返り資金で着工、公共事業費を追加し、高欄は在米の日系彫刻家イサム・ノグチ氏(1904〜1988)のデザインで昭和26年(1951)に完成した。
橋桁も橋脚も普通にある構造だが、高欄のデザインは極めてユニークなものである。平和大橋の方は太陽を、西平和大橋の方は船の竜骨を表現したものだ。
コンクリート打ち放しのこの高欄は、機能よりもデザインを優先した面があるが、その斬新(ざんしん)さにおいて、現在でも他に比肩できる橋がないとまでいわれるほどである。
"原子砂漠"といわれた焼け跡とバラック建ての建物の中に、原爆資料館・平和記念館に次いでこの両橋が完成した時は広島市が平和記念都市としてスタートする証左として実感させた。
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