文化をめぐる−広島県の文化資源−

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白滝山荘(しらたきさんそう)

 日立造船(株)の前身である大阪鉄工所の外国人宿泊施設として建設された、レンガ造り屋根部屋付3階建ての住宅風の建築で、国登録有形文化財である。明治に入って西欧建築技術が移入されて、イギリス風やフランス風その他ドイツ風等々いろいろの様式が住宅として用いられるが、明治中期、殊に明治30年代から大正初期にかけては、イギリスやドイツのハーフティンバー様式の住宅が好まれた。この建物も明治末期のもので、レンガ壁を構造体とし、床、屋根、出窓などを木造とし、屋根は欧州北方の住居のように急勾配として、屋根部屋、ドルマー窓を設け、これら木造壁部分はハーフティンバー様式にして木部を現わした意匠にしたものである。もともとハーフティンバー様式は、木骨レンガ造りの構造方法のもので、その木骨はそのまま壁面に出して、その木の骨組の間をレンガで埋めて壁体を造るやり方である。そうして筋違いなどもそのままに外に出して意匠にしてしまうものであるが、この建物は2階まで外壁はレンガ壁のみとして、白く塗り上げてしまった、比較的清楚なデザインのものである。玄関は2階にあって、外階段を上って入るようになっている。1階はいわゆる外国流にいえば、グラウンドフロアーで、ユーティリティーの室など、2階がメインフロアーで、居間、食堂、その他サロン様の室など、屋根部屋が寝室廻りで、それぞれ壁付暖炉が付いている。
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