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マツタケ(まつたけ)

 秋の味覚の王者マツタケは、9月の中頃になると、県中北部から出荷の初便りが聞かれる。
 この地方の山林は、赤松におおわれ、発生するマツタケは、早いうえに、良質ときている。
 (旧)吉舎町では、大正13年(1924)から観光マツタケ狩りを始めたほどの先進地。昭和30年(1955)頃までは、大量の発生をみた。お年寄りの話では、「大きな桑カゴをかついで、取りに入ったが、それにも入りきらぬほど生えたもんじゃ」と、昔を回想する。
 三和町も、早期発生でニュースになるほどの主要産地。老人クラブなどが、赤松林の手入れをして、産地の維持に努めている。マツタケはふるさと産品の目玉である。
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