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ソバ(そば)

 北広島町は広島のソバどころである。
 ソバはいうまでもなく“庶民の味”。当地でのソバ作りがいつごろから始められたかさだかではないが、恵まれない土地条件を考え合わせると、相当古くから栽培されていたらしい。戦後の昭和25年(1950)頃には11ヘクタールも栽培されていたが、昭和60年(1985)にはわずか2ヘクタールにまで落ち込んだ。
 都市はもちろん、農村自体の食生活も生活様式の改善などから、古くからの食文化が崩れつつあるので、その見直しと地域の活性化のため“ソバの里づくり”に取り組み、平成元年(1989)度には作付面積30ヘクタールに盛り返した。
 とよひらふれあい公園には、研修センターのどんぐり荘、ふるさとの家、絵画館と共に、ソバ道場でもあるどんぐり館があり、予約をすれば誰でもソバ打ちが体験でき、食べられる。
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