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福田の獅子舞(ふくだのししまい)

土地の氏神さん、荒神社に古くから伝わる奉納芸能で、毎年10月1、2日の秋祭りに境内で披露される。その年、12歳になる男子4人が、赤い着物に青だすき、はかまをつけ、頭には金色のボタン花笠をかぶった稚児姿で大太鼓の打ち手を勤める。背後で2頭の獅子が、大太鼓、はやし方の鉦、横笛に合わせ、ゆったりと舞う。ボタンの花にたわむれる親子獅子を表現したと言われ、獅子舞には珍しく、女性的で、優雅な舞いである。バチさばきは32通りあるが、祭りでは16通りを演じる。 約250年前、四国の伊予・讃岐地方で盛んに行われていた獅子舞が移入されたという。一時、衰えかけたが、昭和48年に保存会が結成されて再び盛んになった。
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