文化をめぐる−広島県の文化資源−

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筆まつり(ふでまつり)

 昭和になって始められた新しい祭り。日本三筆の一人、嵯峨天皇をしのび、熊野筆の元祖といわれる井上治平、音丸常太の両筆司の功労に感謝して昭和10年、熊野町商工会の設立十周年を記念し、榊山神社境内で開かれたのが始まり。
 その後、毎年秋の彼岸の日に催されている。当初は、神主が祝詞をあげるだけの祭典と、余興の筆踊りだけだった。この踊りは「筆の都よ サッコリャサ熊野の町は ハ エッサカセ 姉も妹も筆造る ソリャ 姉も妹もハ ヤントナ 筆つくる」と筆どころ熊野町をうたった野口雨情の詩を藤井清水が作曲。この曲に合わせて地区対抗で少女たちが踊りぶりを競った。
 昭和40年9月に同神社参道わきに筆塚が建立された。翌年から筆塚での筆供養。参道の両側を大小さまざまの筆で飾る。”一万本の筆通り”、毛筆造りの実演と販売、飾りつけた木製の彼岸船の町内引き回しなど、さまざまな行事が行われるようになった。
 祭りの中心は筆供養である。筆に宿った筆精と、筆毛を提供してくれた動物たちの慰霊、書道の上達、筆製造業の発展を記念し、使い古した筆を浄火に投じて供養する。町内はもちろん、県外からも供養の依頼が町商工会に寄せられており、毎年数千本が焼納される。
 筆踊りは女性会によって踊り継がれ、広島フラワーフェスティバルにも参加したことがある。
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