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手漉き和紙(てすきわし)

 古い時代から先人たちの工夫と努力によって生み出された手漉き和紙が、小瀬川筋の土地に伝承技術として受け継がれた。この流域では最盛期には約1,000軒を越え、私たちの生活を支えてきた。昭和45年頃から機械化が進み、機械紙に押され、手漉き和紙は減退の一途をたどり、今では1軒を残すのみとなった。
 伝統的工芸品手漉き和紙を保存、継承するため、昭和63年4月1日から「おおたけ手すき和紙保存会」を結成し、鯉のぼり用和紙、神楽面紙の製作をする一方、体験学習や見学会を希望する方への技術指導を行い、今日に至っている。
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