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上殿囃子田(かみとのはやしだ)

 上殿の田ばやし(田楽)は歴史も古く、文政2(1891)年の「国郡志御用に付下調べ書出帳」に、田ばやし(田楽・花田植)の行事が記されている。上殿田ばやしは、以来、郷土伝統芸能として伝承され、16種類の手合に約20曲目の田楽歌詞により、道中ばやしから苗取り歌に始まり、サンバイの神迎えから神送りまで全体を構成している。歌は古来より伝わる六調子、八調子、合の調子、苗取り歌とあり、特に揺歌が伝承されているのは上殿田楽ばやしの特徴といえる。
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