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桃花祭神能(とうかさいじんのう)

 厳島神社での演能は、毛利元就が厳島合戦の際社殿や回廊を汚したことの償いとして、永禄11年(1568)に京から観世太夫らを招き奉納したのが始まりで、それ以後神能として演じられるようになったといわれている。毎年4月16日から3日間演じられる桃花祭神能では、全国各地から能楽師、狂言師が集まり、朝9時頃から夕方まで、伝統的な五番能が演じられている。
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メモ

厳島神社の能舞台は橋掛り、楽屋を含め国の重要文化財に指定されている。能の主役である「シテ」は、その大半が亡霊であり、この「シテ」の住まう「他界」の象徴として「水」を表すと同時に、日光を反射する間接照明装置の役割を担う白洲が、通常能舞台の周りには設けられる。厳島神社の能舞台は、全国で唯一海上に設けられ、本物の水が白洲の役割を果たしており、古式ゆかしい能の形式を現在に伝えている。
能楽は1957年に国の重要無形文化財に指定されているほか、2001年にはユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」の宣言を受け、世界無形遺産に認定されている。
郵便番号739-0588
所在地廿日市市宮島町1番地
文化財指定その他
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