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沖江田楽(おきえでんがく)

 「沖江田楽」はじまりは、農民の水田を基盤にした労働の楽しみ、苦しみ、そして収穫への大いなる期待、そうした農民にしかわからない稲作への感情を表したものと考えられている。一方、沖江田楽のはじまりを地元に古くから伝えられている虎御前の伝説に求める説もある。初夏の5月から6月にかけて、笛や太鼓を鳴らして田んぼで早乙女たちが田植歌を唄いながら田植をしていた様はのどかな農村の初夏の風景を演出していた。過疎により田楽の後継者も絶えたが、現在三良坂町郷土芸能保存会が中心となり地元小中学校の児童生徒に伝承活動を行っている。
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