文化をめぐる−広島県の文化資源−

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三谷のはねおどり(みたにのはねおどり)

 トンカラ トンカラ トンカラカッカ・・・。秋風に乗って太鼓と鉦(かね)のひなびた音が、黄金色に熟れた稲穂の上を渡る。大太鼓を囲むように4人の”はね子”が文字通り跳ねるように、リズミカルで、ユーモラスな踊りを繰り広げる。2人が1組でそれぞれ小鉦をたたき、数倍もある大鉦も加わる。そのリズムに乗り、はかま姿の4人1組のはね子が大太鼓のまわりで梵天(ぼんてん)を巧みに操り、はね踊る。太鼓を中心に、咲いたり、しぼんだりする踊りの輪が4つ、5つ。花に群らがるチョウさながらに、梵天を持った鬼が、ワキ役をつとめる。
10月の第2土曜の夜と日曜日に行われる「はね踊り」の行列は、同町の上三谷、下三谷の両地区から出発、中条小学校の三谷分校跡地で合流したあと、裏山の村荒神で踊りを奉納。再び、鬼の露払いと、子どものはね子の先導で、三谷の氏神さん、安那神社まで約30分ユーモラスで素朴な「はね踊り」を再演しながら進む。なだらかな参道の石段を登りきると、こんもりとした鎮守の森が、秋の日差しをさえぎる。「トンテン カタカン トンカタカン」−豪快、軽妙な鉦のリズムに合わせて、「はね踊り」もクライマックスの熱演。鉦、太鼓のリズムは、1番から18番まであり、音とリズムの変化にともなって、ムチのようにタスキが揺れ、はね子の額に汗が光る。昔は、青年団員が主役だったが、過疎の波に洗われて、昨今は子どもも大事な盛り上げ役となった。
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