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音戸の舟唄(おんどのふなうた)

 呉市警固屋と音戸町との間に、幅の狭いところは70メートルほどの「音戸の瀬戸」がある。呉湾と安芸灘を結ぶ近道のため、多くの舟がこの音戸の瀬戸を利用する。潮の干満につれて急流となり、海中に突き出た岩に当たって渦巻き、これを艪を漕いで乗り切るのは大変難しく、船頭泣かせの難所であった。その音戸の瀬戸を通り抜けていく舟を見て、いつ頃、誰が作ったのか『船頭 かわいや 音戸の瀬戸で 一丈五尺の 艪がしわる』の名文句が生まれ、今に唄い継がれてる。
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